ニキビはなぜできるの ?
毛穴周りの角質が厚くなると毛穴の出口が狭くなり、皮脂がつまりやすい状態になります。
毛穴につまった皮脂を栄養に、アクネ菌が増殖し増えすぎたアクネ菌が、毛穴の中で炎症を起こしてニキビになります。
ニキビができてしまったら肌の調子を見極めて、正しいケアを始めましょう !
あなたのニキビの種類は?
ニキビは白ニキビ ➡︎ 黒ニキビ ➡︎ 赤ニキビ ➡︎ 黄ニキビと進化していきます。
🔸白ニキビ
皮脂が毛穴につまった状態
細菌が増殖して本格的に炎症を起こす前の状態なので痛みやかゆみなどの症状はなし。
🔸黒ニキビ
皮膚の毛穴につまった皮脂が空気に触れることによって酸化し黒っぽく見える状態
白ニキビが悪化したもので、痛みやかゆみの症状はなし。
🔸赤ニキビ
アクネ菌が毛穴の中の皮脂を栄養として繁殖、ニキビが進行して炎症を起こした状態
赤く盛り上がり痛みを伴う。
🔸黄ニキビ
赤ニキビが進行し皮膚表面にいるブドウ球菌が悪さをした状態
膿をもって化膿したニキビ、ニキビ跡や色素沈着に発展することも。
思春期ニキビと大人ニキビの違いは?
🔹思春期ニキビ
ホルモンバランスの変化により過剰な皮脂分泌による毛穴つまりが主な原因。
皮脂が分泌されやすいTゾーンにニキビができやすい。
🔹大人ニキビ
不規則な食事や睡眠、ストレス、メイクの洗い残しなどで肌代謝のリズムが乱れ古い角質の毛穴詰まりが主な原因。
頬や口周りアゴなど、乾燥しやすい部分にもニキビができやすい。
正しいニキビケアのポイント
『思春期ニキビ』の正しいケア
洗顔は朝と夜の1日2回 皮脂を取りすぎないのがポイント
部活、体育の授業で汗をかいた後など汗拭きシートで顔を拭いたりすることもあると思います。
ゴシゴシ拭くとニキビを刺激してしまったり、アルコールが入っているものは過剰に皮脂を取りすぎてしまいます。
皮脂を取りすぎると余計に皮脂分泌が増えてニキビが悪化してしまうことに。
ニキビができると清潔にしようと、何度も洗ったり拭いたりしてしまいがちですがこれが逆効果!
乾燥した肌は紫外線や花粉などの外的刺激を受けやすくなり、よりニキビを悪化させてしまいます。
洗顔はなるべく朝と夜の2回にして優しく擦らず洗顔し、すすぎ残しがないようにしましょう。
洗顔後はしっかり保湿
オイルフリーの保湿アイテムを選ぶのがおすすめ。
思春期ニキビは皮脂の分泌量が多いことが特徴なので、油脂を含むものはアクネ菌を増やしてしまう恐れがあります。
ニキビはさわらない、つぶさない
ニキビをつぶすと治りを遅くしてしまうだけでなく、炎症が酷くなり跡になりやすくなってしまいます。
『大人ニキビ』の正しいケア
洗顔料は肌に優しいものを
クレンジングを選ぶ時は、落とすメイクに合わせて選ぶ!
ライトなメイクであればクレンジング力が優しいクレンジングクリーム、ハードなメイクの時はクレンジングオイルやジェルなど。
ニキビができているからと、さっぱりとした洗い上がりのものを常に使用していると、肌が乾燥し肌のバリア機能が低下します。
肌が乾燥していると、紫外線などの外部刺激も受けやすくなり、ニキビだけでなく他の肌トラブルを招いてしまうことも。
洗顔後はしっとりしすぎるぐらいの保湿を
大人ニキビはあごや口もと、フェイスラインなど乾燥しやすい部位にも発生するので、肌に水分と油分をバランスよく補うことが大切です。
ダメージ肌を補修するビタミンAが入った化粧品がおすすめ。
ビタミンAは過剰な皮脂を抑え代謝を正常化して毛穴をつまりにくくする働きがあります。
生活習慣の見直し
睡眠をしっかりとる。
睡眠不足は肌のターンオーバーの周期を乱します。
肌のキメが崩れ、肌荒れを引き起こしやすくなるので、自分が心地よいと感じるリズムを見つけて、できるだけ規則正しい生活を。
栄養バランスよく食べる
キャベツ・ブロッコリー・カブ・ケール・大根などのアブラナ科の植物は胃腸をいたわり、炎症を抑える解毒作用が期待できます。
ニキビができてしまったら、毎日の行動や身の回りのものがニキビの悪化原因になっていないかどうかもチェクしてみましょう。
日々の正しいケアの積み重ねで、ニキビができにくい肌を取り戻していきましょうね。